産休育休の権利と義務
2025.05.12
社長ブログ
日本は少子高齢化と言われてこれが常態化している感がありますが、実際に出生率を見てもこのグラフにもある様に、ここ最近はコロナの影響も出てはいますが、2023年で1.2人、2024年はさらに1.15人を下回る見込みとされています。若手世代の晩婚化や、共働きや物価高騰による経済的な不安感などが出生率低下の原因とされています。未来に向けて結婚し出産を後押ししようと政府も法律改正なども行ってもいます。
私は産休育休制度は、皆さん方が安心して出産・育児が行える制度だと思います。また会社に気持ちよく復帰していただくためにも、うまく活用していただければと思いますし、これは皆さん方の権利でもあります。ただ、1点だけお願いしたいのは権利には義務もあるということです。
我が社は、「家庭幸福」を企業理念にうたってもいますが、家庭と仕事のバランスはどちらも大切にして欲しいと思います。例えば誕生日や記念日、子供さんの運動会や家族の病気への看護など、様々な家庭での課題で休暇を取りたい時、その時はとってもらい、その上で気持ちよく仕事に打ち込める環境を作ることが大切です。そしてその時は、周りのチームメンバーのサポートが必要になることがほとんどです。また、逆に支える立場になることもあるわけです。ですから産休に入る前には、しっかりとした仕事をこなしてもらいチームメンバーが困らない様にすることはもちろん、できれば直前には120%、150%と仕事をこなし、周りのメンバーの負担をできる限り和らぐ、そんな配慮はあって欲しいし、それが企業理念に沿った行動であり、社会人としても、そうあって欲しいと思います。