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部門別業績管理

2017.08.15
原価管理アドバイザーのつぶやき

いつも、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の掲載は、お盆真っ最中となりましたが、成長を遂げるユーザー企業様から、相談を受ける機会が多い
「部門別業績管理」について述べさせていただきます。

 会計的には、「部門別会計」とか「部門別損益」などといわれる管理会計のひとつのテーマです。
中堅企業となった初期に経理部門が、マネージメントニーズに対応するため取り組む機会が多いです。

一般に、売上高や売上原価で構成される売上総利益までは、比較的早期に部門別管理を実現している場合が多く、
経営会議資料でも部門別売上・売上総利益の数字をもとに討議が行われる。しかし、部門別営業利益の数字となると、
部門別損益の計上ルールが未整備であったり、共通費を配賦する仕組みが不明瞭であることが多いです。
また、会計システムから出力される帳票データそのものの精度が低く、部門別の業績評価指標として利用できないことがあります。

 当社でも、多くのユーザー企業様が、部門別業績管理を検討・採用されて試行錯誤の末、運用されている場合が多いです。
当社のシステムが導入される以前から、社内で管理方法を運用されているケースが多いのですが、システム導入時に当社もその管理方法にあわせるべく、
「原価配賦オプション」や複数会社データ登録などで対応を行っています。
 また、部門間で仕入・売上を計上して、ひとつのプロジェクト内で対応することで、部門別損益を管理しているケースも多いです。

 部門別管理手法を列挙すると、下記のような方法を経験しています。
 1、社内の部門間で、発注・請負機能を運用し、買掛金・売上高を計上して管理する。
   (工務店、家具販売業を併設する企業)
 2、部門間で人員を貸し借りし、労務費を振替伝票で部門経費で計上する。
   (総合建設 地場ゼネコン)
 3、部門ごとに分社化したデータを作成し、期毎の損益から部門別業績を判断する。
   (総合建設)
 4、部門ごとの売上高割合をルール化し、原価、共通配賦費などでプロジェクトごとに管理をする。
   (システム会社など)

 いずれも、社内の全部門で損益管理を構築するために行われますが、費用項目を直接、部門費用とすることが難しい場合が多くあります。
その場合には、配賦処理を行いますが、出来るだけ複雑な配賦処理にならないようにする必要があります。
配賦根拠が乏しく、処理が難しい場合でも、何らかの方法で各部門に計上するために一定基準を設ける必要があるでしょう。

配賦計算はあくまでも費用を合理的に配分するためのルールであると考え、そのロジックは直感的に理解しやすいシンプルなものにするのが望ましいと思われます。

今後も多くの企業様からのご要望に対応するべく、システム運用を提案し続けたいと思い返すテーマとなりました。

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