社員のつぶやき
<第9回>条件設定の便利な機能 「登録」と「呼出」
投稿日:2020.07.07
「どっと原価NEO」は原価集計したり、情報検索したり、[仕訳データ転送]する場合に、条件設定という機能を多く使います。設定できる項目が多くあるので、詳細な条件設定が可能です。
また、集計画面の条件設定はログインユーザーごとに記憶されるので、複数名で使用している環境でも業務効率を妨げません。ただし、過去に条件設定した情報は、直前の設定内容で書き換わるので、忘れてしまうと思い出すのが大変です。
[仕訳データ転送]などは、仕入データだけでも数パターンに分けて転送する場合が多くあるので、条件設定はとても重要です。ユーザー様の中には、設定条件を画面ハードコピーして、毎回見ながら実施している方もいらっしゃいました。そのような場合は、条件設定の「登録」「呼出」の機能をご案内しています。
―「登録」「呼出」-の画像
①仕訳データ転送の場合
仕訳データ転送の場合、前述したように、仕入仕訳を転送する場合でも数パターンに条件を分けて転送する場合も多いので、あらかじめ転送条件を「登録」しておくことで、複数の条件をスムーズに「呼出」できます。「登録」の名称は、転送する順番などで、頭に数値をつけることをお勧めしています。
―「登録」パターンの画像 ―
例えば、「#1.材料費、外注費仕入」では、下記のような項目設定を行い登録します。
業者指定範囲は、材料仕入先や外注先など買掛支払対応を主とする業者の場合です。
また、転送日付を、「#2.現場経費 買掛仕入」の時は「締日指定」にし、「#3.現場経費 現金仕入」の時は「しない」とするなど、財務管理上、「どっと原価NEO」から必要な情報を転送するために出力条件を変更して登録できます。
「#4.外注労務費 5日締分」の場合は、「業者締日」を「5日」などとして設定することで、締日の異なる業者のみを出力条件として登録したりします。
経理業務は、仕入、支払、売上、入金と、それぞれ異なる仕訳処理が要求されることが多いので、仕訳情報に合わせてパターン化して登録することで業務効率が向上します。
②工事別原価管理の場合
同様に、[工事別原価管理表]等の管理帳票として使用する場合も、検索条件が数パターンに分かれている場合が多いので、条件設定で「登録」「呼出」することで、毎月の集計作業や資料作成の手間を減らすことが出来ます。
例えば、未成工事・完成工事別、部門別などの工事別原価管理表を集計する場合などは、条件設定に部門別などで登録しておくことで、処理作業時間を軽減することができます。
今回は、条件設定の「登録」「呼出」機能をご紹介しました。
ほんのちょっとした機能のようですが、大変業務効率を向上させてくれる機能です。みなさんも、さっそく「登録」「呼出」を試してみてください!
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